きのう、地下鉄の某駅で。

まだ誰も並んでいない、乗車口を示す位置で文庫本をかばんから出していると、左からやってきた女性が、僕から2メートルぐらい離れたところで文庫本を読みはじめました。大きな瞳と口唇が印象的で、推定26歳前後。身長はギリギリ 150cm あるかどうか。何か面白い箇所でも読んでいたのかくすっと微笑してすぐに、表情を戻して僕のほうへ困ったような上目遣いの視線を向けてきました。ああ、そんな顔をしたら僕は、あなたに恋してしまうじゃないですか。照れ屋で恥ずかしがりの僕は目が合った瞬間にそっと、どこまで読んだか覚えていない文庫本に視線を戻したのです。
かと思えば右側から、またもや背の小さな女の子がバーバリーのミニスカートにブーツを履いてやって来たのであります。見た目には二十歳前ぐらいか。これが結構可愛い。伊藤瞳にちょっと似ていたような気がする。ふとももは売れる前のhitomiみたいな感じ(←どんなだ)。
半径2メートル以内におちびさんが二人! 局部的な血流が一瞬、良くなりかかりました(笑)。
んで、ほどなく列車が到着。扉が開いて、ふたりのおちびさんを左右にしたがえるように乗車するとき、呼吸に支障を感じ、軽いめまいを覚える始末。両手にちび。ああ、神様。束の間の幸福をありがとう。